チキン

2010年06月06日


日差しの強い今日。

顔のテカリで眩しすぎる彼がLURACHUNAの前に立っていた。

前々から僕の中ではアラブの王子様といった感じの印象すら受ける彼。

入ってくるなりブツをテーブルの上にそっと置いた。

ぽってりとした小鳥のオブジェ。

彼の眩しさと小鳥の眩しさにしばし僕の目は光の迷子。

「ちはるさんに誕生日プレゼントです」

彼の声で僕の脳にピーンと信号が走る。

そっそうだ、バガボンド最新号を貸してあげようじゃないか。

彼はおもむろにその本を手に取りテラスで熟読している。

そんな彼をちらちら見つつ僕は店番をしている。

少女とは言いがたいあの子がこの小鳥を手にした時

一瞬で贈り主の顔が浮かぶはずだ。

ピヨ ピヨ ピヨ

ありがとう○○P  

Posted by lurachuna at 14:53Comments(4)